当院脳神経外科の特徴:
1) 2007年4月よりSCU・C-3病棟からなる脳卒中センターを、神経内科・リハビリテーション科・医療連携センター等と協力して運営している。SCUホットラインにより、脳血管障害救急患者を出来るだけ断らず、最短時間で受け入れることを目標とする。急性期脳梗塞に対し、神経内科の協力でtPA治療を行い、リハビリテーション科・医療連携センターとの共同で脳卒中患者の急性期リハビリから近隣回復期リハビリ病床との連携を推進している。
2) 脳動脈瘤は2000年から血管内手術(コイル塞栓術)を第1選択とし、すでに12年経過した。現在脳動脈瘤の80-90%は血管内手術にて治療を行っている。
3) 救命救急センターでは救命救急科と共同で、重症頭部外傷や脳血管障害患者の治療に当たる。特に重症例は低体温療法を行う。
4) 良性脳腫瘍、悪性脳腫瘍に対して神経ナビゲーション下での手術、化学療法、ならびに定位放射線治療等、集学的治療を行う。
5) 下垂体腫瘍に対して神経内視鏡下での経鼻的手術を行う。
6) 未破裂脳動脈瘤や頚部頚動脈狭窄症に対して、経過観察、血管内手術、あるいは直達手術を行う。血管内手術は、脳動脈瘤や頚動脈ステント留置術等、いずれも全身麻酔にて、安全かつ正確な治療を目指している。また2011年から大型広頚脳動脈瘤に対して、脳血管用ステントを併用した塞栓術を行っている。
7) 脳動静脈奇形は、従来から使用しているNBCAでの塞栓とサイバーナイフの組み合わせ、あるいは新しく保険適応となったオニキスという塞栓物質による塞栓と手術による摘出術、等によって治療を行っている。
8) 頭部外傷後の高次脳機能障害に対して、心療内科との共同でその病態と治療方法の解明に取り組んでいる。
症例数・治療・成績
2011年の手術件数は直達手術400件、血管内手術159件、定位放射線治療24件で総手術・治療件数は583件だった。
このうち脳動脈瘤手術は血管内手術117件、クリッピング術10件と、年間計127件に達した。このうち破裂脳動脈瘤は74件、未破裂脳動脈瘤が53件だった。
頚部頚動脈ステント留置術は年間26件だった。
脳腫瘍手術は年間44件だった。
定位放射線治療は脳腫瘍24例に行った。
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