内分泌代謝科というとなじみが少ないと思いますが、糖尿病、高血圧症、高脂血症(高コレステロール血症)など日常的に見かける疾患の多くを対象にする科です。
糖尿病、高血圧症、高脂血症に共通することですが、自覚症状がない点が厄介です。どうしても治療が遅れ、合併症が進行してしまってから受診するため、治療効果が少なくなります。このような疾患の可能性がある場合はすぐに医療機関を受診しましょう。必要に応じて紹介状をもって当科を受診してください。
当科では糖尿病だけではなく内分泌疾患の診療にも力を入れています。最近特に原発性アルドステロン症が注目されています。普通の高血圧症の中で10%程度の方が原発性アルドステロン症の可能性があると考えられており、脳血管、心機能、腎機能に対する悪影響が大きいため、重大な疾患です。当科ではACTH負荷副腎静脈サンプリングを中心とする、原発性アルドステロン症の先進的な診断・治療を行っております。特に若い方や薬が効きにくい方の高血圧症ではこの疾患を疑う必要がありますので、可能性があると考えられる場合は速やかに受診する必要があります。
内分泌代謝科の扱う主な病気は以下のとおりです。
@ . 糖尿病
A 高血圧症(本態性高血圧症、二次性高血圧症)
B . 高脂血症
C . 甲状腺の病気
バセドー病
甲状腺機能低下症
橋本病(慢性甲状腺炎)
亜急性甲状腺炎、無痛性甲状腺炎
甲状腺腫瘍(甲状腺癌、甲状腺腫、腺腫様甲状腺腫)
甲状腺嚢胞
プランマー病
D 副甲状腺の病気
副甲状腺機能亢進症(高Ca血症)
副甲状腺機能低下症(低Ca血症)
E . 脳下垂体の病気
下垂体腫瘍
下垂体機能低下症
下垂体機能亢進症(クッシング病、プロラクチン産生腫瘍、末端肥大症 等々)
尿崩症
ADH不適切分泌症候群
F . 副腎の病気
クッシング症候群
副腎腫瘍(非機能性)
原発性アルドステロン症
褐色細胞腫
副腎機能低下症
8 . ホルモン産性膵臓腫瘍
インスリノーマ(インスリン産性腫瘍、低血糖発作)
ガストリン産性腫瘍
グルカゴン産性腫瘍
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