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外来のご案内

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(産科(12週まで)を除きます)

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整形外科 【常勤医師数11名】

診療科の紹介

地域中核病院整形外科として、急性期医療を中心に整形外科全般にわたる活発な診療活動を行っています。的確な手術、感染防止、早期リハビリテーション、十分なインフォームドコンセント、リスク管理(事故防止)、チーム医療、専門化の充実などに努め、良質で安全な医療の提供と入院期間の短縮を図っています。すでに確立された治療法を確実に行うことを重視し、同時に、専門化した分野(膝・股・肩・足関節外科、脊椎・脊髄外科、スポーツ整形外科、関節リウマチ)では高度で先進的な医療を提供しています。

手術症例数は年間約1100例あります。手術に際しては、その必要性について十分な吟味を行った上で決定しています。当科の地域における診療上の主な役割は、詳しい検査などを行って診断を確定すること、手術が必要かどうかの判断と実際に手術を行うこと、および救急医療と考えています。したがって、救急医療や急性期の入院、精査、手術以外の診療の大半は、地域の医院や診療所などの医療機関(かかりつけ医やリハビリ関連病院)にお願いしています。

認定施設
  • 日本整形外科学会専門医制度認定研修施設

スタッフ紹介

山崎 隆志

副院長・整形外科部長

山崎 隆志(やまざき たかし)

専門領域

  • 脊椎・脊髄外科
  • 戦傷・災害外科
  • 難問診

資格等

  • 日本脊椎脊髄病学会脊椎脊髄外科指導医
  • 日本整形外科学会脊椎脊髄医
  • 日本整形外科学会専門医
  • がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了
  • インフェクションコントロールドクター
  • 東京大学医学部非常勤講師
  • 帝京科学大学非常勤講師
  • 日本脊椎脊髄神経手術手技学会理事

著書

  • 整形外科領域の痛み 脊椎(腰仙椎部) (真興交易医書出版)
  • 整形外科手術クルズス 腰椎後側方固定術 (南江堂)
  • 整形外科手術クルズス 後方経路腰椎椎体間固定術 (南江堂)
  • 整形外科クルズス 腰痛症 (南江堂)
  • 整形外科クルズス 腰椎ぶんり・すべり症( 南江堂)
  • 疾患と治療薬 脊椎の構造 (南江堂)
  • 疾患と治療薬 椎間板ヘルニア (南江堂)
  • インフォームドコンセントのための図解シリーズ腰部脊柱管狭窄症( 医薬ジャーナル社)

脊椎脊髄が専門です。当科では主に手術を行い、保存療法は近隣の先生方にお願いしております。当科の手術は教科書通り定型的に行っており、電車の運転と同様に、安全にいつも同じ時間で同じ良好な結果が得られるようにしています。
一方、“椎弓根スクリュー挿入に対するdiathermy test”、“脊柱管拡大術に対するチタンメッシュスペーサー”、“椎弓切除と同様な視野が得られ、開窓術と同程度に後方組織を温存する椎弓形成術”や“腰部脊柱管狭窄症に対する黄色靭帯浮上術”などの新しい工夫を行い安全性と成績向上に努めております。その結果、大部分の症例で合併症なく良好な手術成績が得られています。
また、病気や怪我を治すとともに安心を与える医療を心がけています。地域の先生方との連携を大切にしながら、良質な医療の提供を目指しています。


小久保 吉恭

整形外科部長

小久保 吉恭(こくぼ よしやす)

専門領域

  • 股関節外科
  • 人工関節
  • 難問診

資格等

  • 日本整形外科学会専門医
  • 日本整形外科学会認定スポーツ医
  • 日本整形外科学会脊椎脊髄病認定医
  • 日本整形外科学会リウマチ認定医
  • がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了
役職・氏名専門領域資格等
副部長
原 慶宏
(はら のぶひろ)
  • 脊椎・脊髄外科
  • 脊椎低侵襲手術
  • 脊椎内視鏡手術
  • 日本整形外科学会専門医・指導医
  • 日本整形外科学会脊椎脊髄医
  • 日本脊椎脊髄病学会脊椎脊髄外科指導医
  • がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了

【著書・論文】

  • 実践講座 疾患特有の評価法 腰痛(総合リハビリテーション)
  • 外来診療のワンポイントアドバイス 腰痛の診かたと鑑別(診断と治療)
  • 腰痛の基礎知識 腰痛の検査 (からだの科学)
  • 症候性の腰部脊柱管狭窄症患者における腰痛の実態―コントロール群との比較―.(J. Spine Res)
  • 腰部脊柱管狭窄症患者における神経障害性疼痛の頻度(多施設横断研究)(日本運動器疼痛学会誌)
  • 疾患各論:腰部脊柱管狭窄症・腰椎椎間板ヘルニアほか (南山堂医学大辞典)
脊椎脊髄外科を専門とし、特に脊椎低侵襲手術や内視鏡手術に力を入れています。腰椎椎間板ヘルニアに対しては主に内視鏡下髄核摘出術(MED)を実施しており、術後の痛みが少なく、入院期間が短期間で済むメリットがあります。また腰部脊柱管狭窄症に対しても内視鏡下椎弓切除術(MEL)を実施できるケースもあり、同様に患者さんの負担を軽くすることが可能です。脊椎圧迫骨折に対する新しい治療(バルーンカイフォプラスティ:BKP)は低侵襲で痛みを速やかに改善する効果が期待できます。脊椎の固定術が必要な脊椎すべり症などの疾患に対しても最小侵襲で実施できる手術(MISt手術)を取り入れていますのでご相談ください。もちろんこれらの低侵襲な手術の適応がない患者さんにおいても、従来通りの「安全かつ確実」な手術法を実施することで満足できる結果を得ることができます。手術は医師と患者さんとの「共同作業」であるとの信念のもと、術後もきちんとフォローアップする方針ですので、脊椎脊髄の病気にてお困りの方は、かかりつけ医からの紹介状をご持参の上、受診をお願いします。
副部長
浅井 秀明
(あさい ひであき)
  • 肩関節
  • スポーツ
  • 小児
  • 日本整形外科学会専門医
  • 日本整形外科学会スポーツ医
  • AOTrauma Japan 評議員
医師
望月 義人
(もちづき よしひと)
  • 股関節
  • スポーツ整形
 

【著書・雑誌】

  • 臨床スポーツ医学 スポーツ選手における軟骨損傷の治療
  • 臨床スポーツ医学 臼蓋形成不全に対する股関節鏡視下手術

股関節の痛い患者様に対し、専門的な診察、CT、MRI、関節造影MRI等を用いて、丁寧な診断を心がけています。今まで原因がよくわからなかった股関節痛でお困りの方も、誠心誠意をもって診療にあたっております。股関節唇損傷や、Femoroacetabular impingement(FAI)、滑膜性骨軟骨腫症に対して、股関節鏡を用いて1cm程度の小さな傷での手術を行っています。変形性股関節症に対する人工股関節(THA)は、安心かつ安全で、合併症の少ない手術を心がけています。

医師
松谷 暁
(まつたに さとる)
  
医師
竹田 悟宇
(たけだ ごう)
 
  • 麻酔科標榜医
  • がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了
医師
田中 伸弥
(たなか しんや)
  • 一般整形
 
医師
望月 貴夫
(もちづき たかお)
 
  • がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了
医師
七條 正典
(しちじょう まさのり)
 
  • がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了
医師
小林 天
(こばやし たかし)
 
  • がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了

可能な検査・治療・器械について

検査

単純X線撮影、透視、CT(単純、造影)、MRI・MRA(単純、造影)、脊髄・椎間板・神経根造影・造影CT、関節造影、血管造影、骨密度測定(DXA)、RI(骨シンチグラフィーなど)、超音波、電気生理学的検査(筋電図、神経幹伝導試験、神経伝導速度測定など)、穿刺(関節、骨髄、脊椎、椎間板、腫瘤、膿瘍、CTガイド下など、治療も兼ねる)、関節鏡、病理組織学的検査(切開生検、針・吸引生検、関節鏡視下生検など)、各種血液・尿検査(骨代謝・骨粗鬆症関連・骨代謝マーカー、関節リウマチ関連・血清免疫学的検査、各種腫瘍マーカーなどを含む)、コンパートメント圧測定、ドプラー(動脈拍動検知)など
 

治療

運動器(骨、関節、筋・腱、靭帯、神経、血管、脊椎・脊髄など)疾患・外傷全般にわたる手術療法と代表的手術療法:骨折に対する手術療法(AO法などによる観血整復内固定術、骨折部を開けない閉鎖性髄内釘の多用や特殊プレート・スクリュー・ピン・ワイヤーなどを用いた小侵襲手術、人工骨頭、創外固定、など)、脊椎・脊髄手術(椎弓拡大・形成、前方・後方椎体間固定、後側方固定、インストゥルメンテーション、顕微鏡下髄核摘出、内視鏡下髄核摘出、顕微鏡下脊髄腫瘍切除術、顕微鏡下片側侵入両側浮上術など)、関節鏡視下(最小侵襲)膝関節手術(前十字靭帯再建術、半月板縫合・切除、滑膜切除、関節鼠摘出術など)、関節鏡視下(最小侵襲)肩関節手術(反復性肩関節脱臼、肩腱板損傷など)、反復性膝蓋骨に対する関節形成・制動術、人工股・膝関節形成術、骨移植術、腱縫合・形成術、神経剥離・縫合・移植術、腱鞘切開術、手根管開放術
 

器械

MRI、CT(3次元CT、MPRを含む)、DXA、RI、超音波装置、X線撮影装置、透視装置、電気生理学的検査機器、ドプラー、関節鏡、各種関節鏡視下手術用器械(ベーパー、シェーバーなど)、レーザー、手術用顕微鏡、ナヴィゲーション、脊髄電位モニター、CPM(持続的他動関節運動)マシーンなど

診療実績

 H23H24H25H26H27
全手術件数11361154115812741324
骨折ORIF(大腿骨頚部骨折含む)260276320306421
大腿骨頚部骨折10783889688
脊椎316303373444437
膝軟部外傷(靭帯、半月板など)4738527290
人工股関節全置換術2929426975
人工膝関節全置換術59713968102
末梢神経疾患2122232623
肩関節鏡手術(反復性脱臼、腱板など)73608511352

臨床指標

当科の脊椎手術の安全性と質の指標

術後1年以内の手術に関連した死亡数と1年以内の予期せぬ再手術を安全性の指標として取り上げました。
脊椎手術は生活の質を向上させるために行っており、通常は死亡は予期しておりません。したがって、早期の死亡例は脊椎手術安全性の指標になりうると考え、その原因とともに記載します。手術に関連のない他臓器の疾患や事故で当院にかからず死亡された症例は含まれておりません。
手術は一度行えば、長期にわたり良好な状態が維持されることが理想です。患者にとって、早期の再手術は避けたいものです。疾患により、早期に複数回手術が必要な病態もあります。しかし、予定外の早期の手術は減少させねばなりません。したがって予定外の早期の再手術率は当科の脊椎手術の安全性や質の指標となりえるので記載します。
調査方法:一年以内の死亡、一年以内の再手術症例は病歴室の記録から病歴室担当者が抽出しました。当科医師が各症例のカルテを調査しその原因を抜き出しました。

1:早期死亡
2011201220132014
全脊椎手術316303373444
1年以内の死亡1140
死亡理由 
   転移の手術で元の癌の悪化0130
   感染の手術後、抗菌薬のアレルギー0010
   他臓器疾患のため1000

解説:1年以内の死亡症例で、予定外の死亡は2013年の抗菌薬アレルギー症例の1例でした。他症例は死亡が想定されていましたが、手術により疼痛や麻痺の進行を防止したほうが有利と判断した症例でした。

2:早期再手術
 年2011201220132014
全脊椎手術316303373444
●1年以内再手術件数29233045
   A:深部SSI2675
   B:スクリューなど位置不良2115
   C:変性疾患、圧迫骨折など同部位、隣接の再発6576
   D:術後血腫4106
   E:浅層SSI2001
   F:SSIでない創の再縫合2301
   G:神経麻痺の原因追及の再手術0100
   H:レベル間違い0001
   I:他部位の手術44711
   J:外傷、予定前後や抜釘6033
   K:腫瘍再発0112
   L:感染性疾患での再手術1143
 M:SSIではない化膿性椎間板炎0001
●1年以内の予定外再手術(A~H)18171525
●1年以内の予定外再手術発生率(%)5.75.645.6

解説:再手術の原因は、上記のごとく様々です。深部SSI(SSI=手術部位感染),スクリューなどの位置不良、同部位や隣接椎間での再発、術後血腫、浅層SSI、創の再縫合、神経麻痺原因追及、レベル間違いなどは予定外の再手術です。
一方、それ以下の項目の手術は予定の再手術と考えられます。別部位の手術は首の手術後の腰の手術などのことで、2か所病気がある方は2度の手術になります。外傷などでは入れた金属を抜く手術を行うことがあります。また、病気によっては当初から2回以上の手術を予定していることもあります。悪性腫瘍では早期に再発することがあります。感染性疾患は一度の手術で治癒できないことが比較的よくあります。したがって、これらの項目の再手術は安全性の指標とはせず、予定外の再手術と区別しました

腰部脊柱管狭窄症の手術成績

腰部脊柱管狭窄症は当科の脊椎手術中最も多い疾患です。その手術成績は当科脊椎手術全体の成績の一つの臨床指標になると考えました。症例は当科の手術データベースから腰部脊柱管狭窄症という病名を含むものを選択しました。

手術成績を評価するには術前と術後の状態を科学的に記録する必要があります。記録の有無は科学的評価に対する臨床指標となります。そのため、術前、術後2年で評価を行っている割合を調査しました。一般的に脊椎手術の評価は最低でも2年間経過を見ることが必要とされています。

理想はすべて100%ですが、術前、術後の評価率はともに70%程度で、科学的に記載しようという姿勢が当科では不十分であることがわかりましたので改善中です。

評価の方法として、Oswetry disability index(ODI、値が小さいほどよい)という世界的にその妥当性が認められている質問票、腰痛と下肢痛と下肢のしびれ、それぞれのNumerical rating score(NRS,程度を0から10までの数字で評価、点数が低いほどよい),日本整形外科学会の腰痛、下肢痛、歩行能力のスコア(0から3点、点数が低いほど悪い)、日本整形外科学会の日常生活活動度(ADL、0から14点点数が低いほど悪い)、術後の満足度(A:満足、B:やや満足、C:やや不満、D:不満)を患者さんに記載してもらっています。医師が記録すると良い点数をつける傾向がある(術者のバイアス)ので、そのバイアスを排するために、患者さんが自分でその程度を記載する患者立脚型の評価となっています。術前は病室で、術後は診察待ち時間の間に医師がいないところで記載してもらいます。

腰部脊柱管狭窄症の手術には固定術と除圧術があります。また一椎間手術から複数椎間の手術を行う方などさまざまです。今回の指標はこれらすべてが含まれた値です。

1:術前・術後に症状の科学的評価を行った割合
手術を行った年20112012
手術件数128136
術前評価あり98114
術前評価あり(%)7784
2年時再来あり104116
再来あり(%)8185
2年時再来評価あり9195
2年時再来評価あり(%)7170
2:さまざまな評価法による手術成績

2011年

 術前術後
ODI4428
NRS腰痛4.22.9
NRS下肢痛62.6
NRS下肢しびれ5.33.1
JOA歩行0.91.9
JOA腰痛1.52
JOA下肢痛としびれ1.21.7
JOAADL7.110
満足度  
A 46
B 27
C 10
D 2
空白 6

2012年

 術前術後
ODI4623
NRS腰痛4.92.8
NRS下肢痛5.82.2
NRS下肢しびれ5.52.7
JOA歩行0.82.1
JOA腰痛1.41.9
JOA下肢痛としびれ1.31.8
JOAADL79.6
満足度  
A 46
B 30
C 12
D 2
空白 5

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