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病院案内

院長からのご挨拶

院長からのご挨拶

急性期入院医療に特化した病院として地域に貢献してまいります

当院は、愛の病院として東京都武蔵野市に設立され60年以上が経過しました。今でも武蔵野市を中心に出生数の増加から人口も増えて全国でも稀にみる地域となっています。母体や小児を含む救急車を1日平均29台受け入れている多機能病院であり、住みたい街ランキングでも1,2位を争う吉祥寺に隣接する病院です。また初期研修医のマッチングでは定員に対する研修医の倍率が全国で1位となり、医師に人気が高い病院と言えます。地域がん診療連携拠点病院、災害拠点病院、地域周産期母子センター、脳卒中センター、三次救急医療施設、東京都肝疾患診療連携拠点病院などさまざまな機能を有しています。

入院と専門外来を中心に

当院では開業医の先生や近隣の病院において対応が難しい疾患の専門的な検査や治療、救急医療、周産期医療、さらにこのような状態の方々へ高度な入院治療・手術などの機能を提供することが役割と考えています。慢性疾患の長期にわたる治療や健康維持などは開業の先生方(かかりつけ医)へお願いし、入院機能を効率的に運用し、専門的な医療の提供に務めます。

機能分担と連携

病院機能を効率良く運用するために、当院の受診には“紹介状と予約”が必要とさせていただきました。紹介・救急の方々へ専門的な治療を行い、できる限り最短の入院治療を行います。退院された方は今後の治療を“かかりつけ医”に、また継続して入院が必要な方には回復期治療を専門とする病院への転院をお願いしています。質の高い医療を効率良く効果的に提供することでこの地域の医療を守ります。

三つのミッションを掲げて病院を運営しています。
(1) 高度急性期に特化した医療水準の向上

医療の水準を上げるため学会発表や論文を集積し情報発信していきます。

(2) 社会貢献・地域貢献

感染管理、救急医療、災害対策及び国内外を問わず救援・救護活動を行なって行きます。

(3) 職員のプロフェッショナリズム

病院職員はプロフェッショナルであることを自覚して日常業務に取り組んでまいります。

地域医療連携

平成25年10月から当院の初診は「完全紹介予約制」となりました。
当院は平成18年5月に東京都の「地域医療支援病院」として承認され、地域医師会員・登録医の先生方と協働で患者さまの診療にあたっています。当院を受診される患者さまには地域の「かかりつけ医」の先生の紹介状(診療情報提供書)を持参して受診していただくことにより、円滑で効果的な治療を進めてまいります。

また、当院では地域医師会員の先生方に「登録医制度」を行っております。登録医の「かかりつけ医」の先生から当院に患者さまをご紹介いただくときには、FAXを利用することができますので、患者さまが受診したい診療科の医師と日時を指定することができる体制をとっています。

なお、急性期の外来治療が終了した患者さまや、症状が安定した患者さまには、地域の先生に再び診察をお願いし、その後の治療を継続していただいています。
さらに、急性期の医療が終了した段階で、次のステップの医療を効率よく継続するために、病病連携により回復期の病院(亜急性期病床や回復期リハビリテーション病棟のある病院)や療養型の病院に転院していただいています。そして、適時適切な医療を効率よく受けられ、早く社会復帰が出来る「地域完結型の医療」を目指しています。


 

高次医療への取組み

  1. 救命救急センター30床(ICU8床+HCU22床)):救命救急科の専任医師が365日24時間、第三次救命救急医療(平成19年度1,568人)を行っています。平成19年4月からは脳卒中センター(SCU:9床)tPA治療を含めた脳卒中の急性期医療と超急性期リハビリテーションができる施設が完成しました。尚、救急外来では毎日、救命救急科、総合診療科と各診療科の医師14名が夜間救急診療を担当しています。
  2. 循環器科を中心に24時間体制で循環器疾患(心筋梗塞、狭心症、大動脈瘤破裂、大動脈解離など)に対応しています。心筋梗塞や狭心症に対しては、緊急でもPCI(経皮的冠動脈形成術など)を行うほか、心臓血管外科と共同で診療にあたっています。心臓血管外科では、冠動脈バイパス手術、人工血管による大動脈置換術など、心・血管系の手術を積極的に行っています。
  3. 呼吸器内科と呼吸器外科が共同で、各種肺疾患の診断、治療や肺癌の診断、手術、抗癌剤による化学療法にあたっています。
  4. 消化器科ではC型慢性肝炎の各種インターフェロン療法に日本でも早い段階から取り組み高い治療成績を上げています。肝癌の治療ではマイクロ波、ラジオ波治療に力を入れ、好成績を上げています。
  5. 消化器外科では各種消化器癌(食道癌、胃癌、胆道癌、すい臓癌、大腸癌)に対する手術の他に、腹腔鏡での胆嚢摘出術、大腸癌の摘出術などを積極的に行っています。
    また乳癌に対する手術と共に、新しい化学療法にも積極的に取組んでいます。
    癌の化学療法については、腫瘍内科専門医と外科系の医師との共同で集学的癌化学療法をしています。外来化学療法を積極的に行っています。
  6. 消化器科及び消化器外科では早期胃癌、早期大腸癌については「内視鏡的粘膜切除術」により低侵襲に治療を行っています。
  7. 血液内科では、BCU(無菌病室)において、白血病・リンパ肉腫・骨髄腫などの治療に、「自己血造血幹細胞移植」などの治療を行っています。
  8. 産科では、伝統的に出産件数は年間1000件ほどあります。
    婦人科では婦人科疾患については、婦人科専門医が治療にあたり、殊に悪性腫瘍の手術、抗がん剤による化学療法など最新の癌治療を集学的に行う体制が整備されています。
    平成18年5月から女性総合外来を毎週木曜日の午後に行っています。
  9. 放射線科では、新しい放射線治療装置の「リニアック照射装置」を用いて、ピンポイントの放射線照射で癌治療をするというラジオサージャリーを行い、各種の癌に対する治療成績が向上しています。
  10. 耳鼻咽喉科・頭頸部外科では頭頸部がんについては積極的に治療している。殊に形成外科と共に難しい血管吻合などを行いよい結果を出している。また、放射線科との集学的治療でも好成績を挙げている。
  11. 脳神経外科では、脳動脈瘤に対しての血管内手術は、開頭せずに血管内からカテーテルにより動脈瘤内にコイルを詰める方法で治療を行い、高い治療成績を上げています。
  12. 神経内科と脳神経外科の医師の協力体制により、C-3病棟の中にSCU(ストローク・ケアユニット=脳卒中センター[9床])を設けて、tPA療法(血栓溶解療法)を含む急性期の脳血管障害の治療に当っています。また、同じフロアーで超急性期リハビリテーションを行っています。
  13. 小児科医療については、昭和56年当院が第3次救命救急センターの指定を受ける以前から、小児科医が365日、24時間体制で診療を行っています。
    平成17年6月にはNICU6床を開設して、新生児専門の小児科医が24時間体制で常駐して新生児医療を行っています。
  14. 眼科では、白内障の人工レンズの手術を日本で最も早く取組んできた病院のひとつで、その成績は高く評価されています。
  15. 整形外科では、膝の外科、脊椎の外科、人工股関節、人工膝関節の置換術など、技術的に各方面から高い評価を受けております。
  16. 特殊歯科・口腔外科では、一般歯科診療は致しませんが、口腔外科領域の診療と特殊歯科診療を地域の歯科診療所からの紹介患者さまに行っています。嚥下障害にも取組んでいます。

医療の質の改善と安全な医療への取組み

当院では「安全な医療の提供」を病院の最重要な医療理念の一つとして掲げております。安全な医療は、高い医療の質を保証することであり、「失敗に学ぶ」常なる改善活動を通じて、安全で質の高い医療を提供することに全病院を挙げて努力しています。

武蔵野赤十字病院はこのように患者の皆様の様々なご要望にお応えして、患者さまの皆様がより一層安心して満足した療養生活を送っていただくために、職員一丸となって努力していく所存でございます。いろいろ、お気づきの点がございましたら、遠慮なく患者相談窓口などに、ご連絡いただきたく存じます。

当院の基本的な病院運営方針として、患者さまに安全で質の高い医療を提供するためには、病院職員が安全で気持ちよく働ける環境整備が必要であり、その充実に腐心しています。殊に、女性医師の増加を含めて、病院には多くの女性職員が働いていますので、女性が安心して働ける労働環境を整えるべく、職員の意見を参考にしながら、さまざまな勤務形態を含めて労働環境の改善を検討しています。