日本赤十字社 武蔵野赤十字病院

院長からのご挨拶院長からのご挨拶

院長からのご挨拶


武蔵野赤十字病院は、1949年に東京都武蔵野市に設立され75年が経過しました。2025年には同敷地内に新病棟を開院する予定です。当院は、人口100万人超の北多摩南部医療圏において、地域がん診療連携拠点病院、がんゲノム医療連携病院、地域周産期母子医療センター、地域医療支援病院、三次救急医療施設病院、脳卒中センター、東京都肝疾患診療連携拠点病院、災害拠点病院など、さまざまな機能を担う高度急性期病院です。地域の医療機関の先生方のご支援、ご協力のもとで、当院の果たすべき役割をしっかり果たしてまいります。私たちの病院の基本理念は愛の病院です。愛の病院を実践するために、4つの愛、すなわち病む人への愛、同僚と職場への愛、地域住民と地域への愛、そして地球、自然、命への愛を掲げています。この理念を実践することで、地域の皆様に愛される病院となるように努力してまいります。

高度急性期病院としての役割

北多摩南部医療圏は、今でも人口が増加する稀な地域ですが、住民の高齢化は進んでおり、医療ニーズも変化しています。当院は専門的な高度医療、入院治療、手術などを提供することが重要な役割と考えております。地域がん診療連携拠点病院として、低侵襲手術、がんゲノム医療、薬物療法、放射線治療など、高度がん診療を推進するとともに、緩和ケア、リハビリテーション、両立支援など患者に寄り添い支援する体制の向上にも取り組みます。増加するハイリスク分娩に対応する周産期医療や産後ケア、小児・新生児医療にも力を入れます。救命救急センターでは専任医師が第三次救命救急医療、脳卒中センターでは血栓回収治療を含めた脳卒中の急性期医療、急性期循環器疾患に対しては循環器内科、心臓血管外科が、それぞれ24時間体制で対応します。高齢者のQOL向上に結びつく医療として、急性期リハビリテーションや運動器疾患に対する最新診療を行います。武蔵野赤十字病院は地域の皆様に信頼される病院を目指し、果たすべき役割をしっかりと果たし、質の高い医療を提供するため、職員一同努力いたします。

地域を守る医療連携

医師の働き方改革を順守し高度急性期医療を行うためには、これまで以上に効率的な医療協力体制が必要となります。地域医療構想に基づき地域の医療機関の先生方とともに、急性期転院を含む地域連携を強化して地域を守る医療を行ないたいと考えます。継続して入院することが必要な方には回復期治療を専門とする病院への転院をお願いし、地域の先生方と役割分担をより一層進めたいと考えます。また、災害救護、救援と感染症対策においては、ひきつづき地域の中核的役割を果たしてまいります。外来診療においては、病院機能を効率良く運用するために、当院の受診には紹介状と予約が必要とさせていただいております。専門的な医療を提供させていただき退院された方は、『かかりつけ医』の先生方に再び診療の継続をお願いいたします。加えて、対面あるいはwebでのセミナーなどの勉強会にも力を入れ、地域医療を支える多くの医療機関の方とより一層力を合わせてまいります。
当院は平成18年5月に東京都の「地域医療支援病院」として承認されました。地域医師会員の先生方に「登録医制度」を行っており、協働で患者さんの診療にあたっております。平成25年10月から当院の初診は「完全紹介予約制」となりました。当院に患者さんをご紹介いただくときには、FAXを利用することができますので、患者さんが受診したい診療科の医師と日時を指定することができる体制をとっています。 また紹介状(診療情報提供書)がある場合には、患者さんに当院に電話して頂ければ初診の予約が出来ます。これにより円滑で効果的な治療を進めてまいります。
なお、急性期の外来治療が終了した患者さんや、症状が安定した患者さんには、地域の先生に再び診察をお願いし、その後の治療を継続していただいています。
 さらに、急性期の医療が終了した段階で、次のステップの医療を効率よく継続するために、病病連携により回復期の病院(亜急性期病床や回復期リハビリテーション病棟のある病院)や療養型の病院に転院していただいています。 そして、適時適切な医療を効率よく受けられ、早く社会復帰が出来る「地域完結型の医療」を目指しています。

高度医療への取組み

救急医療

武蔵野赤十字病院は救急医療を重要な診療機能の柱と位置づけています。救命救急センターでは救命救急専従医が24時間体制で第三次救命救急医療を行っています。救急外来では、救命救急科、総合診療科と各診療科の医師18名が夜間救急診療を担当しています。総合診療科は内科系の救急診療に幅広く対応します。

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救命救急センター総合診療科

がん医療

武蔵野赤十字病院は、地域がん診療連携拠点病院として、がんの診療に力を入れています。がんの正確な診断のために、高度な診断機器をもちいた放射線画像診断、質の高い病理検査を行うとともに、がんゲノム医療を積極的に行っており、遺伝性がんの診断とカウンセリングも行なっています。多くの臓器のがんに対して、低侵襲治療、ロボット支援下手術を導入しています。麻酔科が全身麻酔を主とした周術期管理を手術センターのみならず、血管撮影室や救命救急センターでも麻酔管理を行っています。腫瘍内科専門医、内科系診療科と外科系診療科との共同で集学的がん化学療法をしています。高精度放射線治療センターでは、新しい3次元治療計画装置と放射線治療装置を用いて、ピンポイントの放射線照射でがん治療をするというラジオサージャリーを行い、各種のがんに対する治療成績が向上しています。カテーテル手技を利用した経血管的治療として肝がんに対する塞栓化学療法や生命を脅かすような出血に対する緊急止血術など多数の治療を行っています。がん治療のために入院している患者さんを対象に、筋力や日常生活動作の低下を予防する目的のがんリハビリテーションをおこなっています。患者さんとそのご家族がこころやからだの苦痛を緩和し、できる限り「いつもどおり」の生活を送ることができるようなサポートをしています。

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放射線科病理診断科がんゲノム医療センターがんゲノム医療外来遺伝外来消化器内科産婦人科外科・消化器外科呼吸器外科泌尿器科麻酔科腫瘍内科放射線科高精度放射線治療センターがんリハビリテーション緩和ケア内科

周産期・新生児・小児医療

当院は地域周産期母子医療センターであり、新生児集中治療室を含め高度医療を提供しています。助産師主体の周産期管理を整備し、 健康な赤ちゃんを産んでいただくために妊産婦指導にも力を入れています。希望される方には無痛分娩を行っています。小児科医療については、当院が第3次救命救急センターの指定を受ける以前から、小児科医が24時間体制で診療を行っています。新生児集中治療室では新生児専門の新生児科医が24時間体制で常駐して新生児医療を行っています。

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地域周産期母子医療センター新生児内科小児科新生児内科

脳神経疾患

脳卒中センターでは脳出血・脳梗塞・クモ膜下出血などの脳卒中の患者さんを24時間体制で受け入れています。最も多い疾患である脳梗塞に対しては、tPA治療や血管内手技による血栓回収治療を含めた急性期医療と超急性期リハビリテーションを行っています。脳神経外科では、待機的な治療として脳動脈瘤に対して開頭せずに血管内からカテーテルにより動脈瘤内にコイルを詰める血管内手術で治療を行い、高い治療成績を上げています。また、脳腫瘍の手術件数が増加しています。脳神経内科では、脳、脊髄、末梢神経、筋肉の内科的な疾患を診療の対象としています。特に急性期脳梗塞、認知症の初期診断、パーキンソン病の診療に力を入れています。

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脳卒中センターリハビリテーション科脳神経外科脳神経内科認知症疾患医療センター

循環器疾患

循環器内科、心臓血管外科では緊急検査体制と治療体制を整え、24時間体制で循環器疾患(心筋梗塞、狭心症、大動脈瘤破裂、大動脈解離など)に対応しています。循環器内科では、狭心症・心筋梗塞など虚血性心疾患に対する緊急検査やPCI(経皮的冠動脈インターベンション)のみならず、慢性完全閉塞病変や石灰化を含めた難度の高い病変に対しても豊富な治療経験があり、ロータブレーター、ダイヤモンドバック、エキシマレーザー、DCA、shockwave IVLなどの日本で行える全ての治療器具を駆使して、高度で低侵襲な治療を行っています。僧帽弁閉鎖不全症に対するマイトラクリップ治療も開始しました。頻脈性不整脈の根治的治療であるカテーテル心筋焼灼術(アブレーション)を積極的に行っており、またWatchman左心耳閉鎖デバイスも行っています。心臓血管外科では、待機手術または緊急手術として、冠動脈バイパス手術、MICS (小切開心臓手術)、大動脈手術、ステントグラフトなど、年間200-250件の心臓手術や血管手術を行っています。

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心臓血管外科循環器内科

消化器疾患

消化器内科ではB型C型慢性肝炎の抗ウイルス薬を日本でも早い段階から取り組み高い治療成績を上げています。肝がんの治療ではマイクロ波、ラジオ波治療に力を入れ、好成績を上げています。高度に進行した肝がんに対しては、高精度放射線治療や分分子標的治療薬や免疫チェックポイント阻害剤など新しい薬物療法がめざましく進歩しています。早期胃がん、早期大腸がんについては「内視鏡的粘膜切除術」により低侵襲に治療を行っています。胆管がんや膵がんの早期発見のため超音波内視鏡を行っています。炎症性腸疾患専門外来も開設しています。外科・消化器外科では各種消化器がんに対して「臓器別の専門チーム」がガイドラインや科学的根拠に基づいた治療をおこなっています。「低侵襲治療」としての腹腔鏡手術として、胆石症に対する腹腔鏡下胆嚢摘出術はもちろんの事、胃切除、食道切除、大腸切除、虫垂切除、副腎摘出術など多くの手術で応用し、手術全体のうち約40%強を腹腔鏡下で行っています。また、ロボット支援下手術を大腸・直腸がんや胃がんに導入しています。

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外科・消化器外科消化器内科肝疾患相談センター

呼吸器疾患

呼吸器内科では、各種肺疾患の診断と治療を行っています。肺がんの診療は、最新の診療ガイドラインに基づき、呼吸器外科、放射線科と連携して、手術、抗がん剤による化学療法、放射線治療などの集学的治療を行っています。呼吸器外科では胸腔鏡を用いた低侵襲手術 (VATS: Video-Assisted Thoracoscopic Surgery) を積極的に取り入れています。

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呼吸器内科呼吸器外科

婦人科疾患

産婦人科は、多摩地域における拠点病院の役割をはたしています。日本婦人科腫瘍学会認定修練指定施設であり、腹腔鏡を用いた身体に負担が少ない手術、ロボット支援手術、抗がん剤による化学療法など最新のがん治療を集学的に行う体制を整備し、診療レベルは非常に高く評価されています。

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産婦人科

乳腺疾患

乳腺外科では、乳腺の良性疾患から悪性腫瘍まで、乳房に関する疾患の診療を行っています。乳がんに対する手術と共に、新しい化学療法にも積極的に取組んでいます。遺伝性乳がん卵巣がん症候群のカウンセリングと検査も行なっています。

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乳腺外科遺伝外来

泌尿器・腎疾患

泌尿器科では低侵襲治療に積極的に取り組んでいます。ロボット支援システムを導入し、前立腺がんの全摘手術、腎がんの腎部分切除術を行っています。また膀胱がんの高度治療を行っています。腎臓内科では、腎疾患の診断治療、腎不全の進行抑制、透析、血漿交換などの血液浄化まで幅広く対応しています。多発性嚢胞腎の進行抑制を目的とした薬物治療や、難治性ネフローゼ症候群に対する分子標的治療も実施しています。

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泌尿器科腎臓内科透析センター

運動器疾患

整形外科では、脊椎の外科、人工関節、手の外科、など専門分野の手術に力を入れており、技術的に各方面から高い評価を受けております。関節鏡を取り入れて身体の負担が少ない治療に取り組んでいます。

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整形外科

耳鼻咽喉・頭頸部疾患

耳鼻咽喉科・頭頸部外科では、みみ‧はな‧のどの疾患に対する薬物治療、レーザー治療、手術などを行い、耳下腺‧顎下腺‧甲状腺といった頭頸部領域の外科的治療にも力をいれています。殊に形成外科と共に難しい血管吻合などを行いよい結果を出しています。また、放射線科との集学的治療でも好成績を挙げています。

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耳鼻咽喉科・頭頸部外科

皮膚・形成外科疾患

皮膚科では、炎症性疾患、感染症、腫瘍など多岐にわたる皮膚疾患に対して、病診連携を心がけています。アトピー性皮膚炎や慢性蕁麻疹に対する薬物治療も行っています。形成外科では、身体外表の形・色の変化を外科手技によって正常にすることを手段として、体表のほとんどすべての機能的・審美的障害を治療の対象としています。また産科、小児科、歯科口腔外科、耳鼻咽喉科・頭頸部外科、乳腺外科と協力して集学的な治療を行います。

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皮膚科形成外科

眼疾患

眼科では、白内障の人工レンズの手術を日本で最も早く取組んできた病院のひとつで、その成績は高く評価されています。また、緑内障や網膜硝子体手術が増加しています。

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眼科

歯科口腔疾患

歯科口腔外科では、一般歯科診療は致しませんが、口腔外科領域の診療と特殊歯科診療を地域の歯科診療所からの紹介患者さんに行っています。嚥下障害にも取組んでいます。

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歯科口腔外科

血液疾患

血液内科では、造血器腫瘍に対して,専門的な薬物治療を行っています。無菌室では,造血器腫瘍に対する自家末梢血幹細胞移植併用の大量化学療法を行っています。難病を含む血液疾患の診療も行っています。

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血液内科

内分泌代謝疾患

内分泌代謝科では、糖尿病、高血圧症、脂質異常症などの生活習慣病と、視床下部・下垂体、副腎、甲状腺、副甲状腺などのホルモンの異常を呈する内分泌疾患に対して、日本内分泌学会認定の内分泌代謝科専門医が専門的で質の高い検査・治療を行っています。

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内分泌代謝科

膠原病・リウマチ疾患

膠原病・リウマチ内科では、関節リウマチをはじめとする膠原病全般の診療を行います。治療法の進歩は目覚ましく、生物学的製剤の登場により大きく変わりました。

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膠原病・リウマチ内科

精神疾患

精神科では、一般診療、入院診療は致しませんが、急性期総合病院におけるリエゾン精神医療に取り組んでいます。

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精神科

感染症

当院は第二種感染症指定医療機関に指定されていますので、地域において感染症対策の中核的役割を果たしています。抗菌薬が効きにくい薬剤耐性菌が世界的な問題になっているため、院内でその発生を防ぐために感染症科が各診療科の医師、薬剤師、検査技師、看護師と連携をとり、抗菌薬適正使用チーム、院内感染制御チームがチーム医療を行っています。

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感染症科

医療の質の改善と安全な医療への取組み

当院では「安全な医療の提供」を病院の最重要な医療理念の一つとして掲げております。安全な医療は、高い医療の質を保証することであり、常なる改善活動を通じて、安全で質の高い医療を提供することに全病院を挙げて努力しています。 20年以上の医療安全に取り組む歴史があります。患者の皆様の様々なご要望にお応えして、患者さんの皆様がより一層安心して満足した療養生活を送っていただくために、職員一丸となって努力していく所存でございます。 いろいろ、お気づきの点がございましたら、遠慮なく患者相談窓口などに、ご連絡いただきたく存じます。

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