日本赤十字社 武蔵野赤十字病院

脳卒中センター脳卒中センター

センターの紹介

脳卒中センターはSCU(ストローク・ケアー・ユニット)9床とC-3(クローバー3階)病棟の27床で、2007年4月16日からスタートしました。脳出血・脳梗塞・クモ膜下出血などの脳卒中の患者さんを、時間のロス無く受け入れる態勢を目指しています。救急隊からは「SCUホットライン」と称し、病院の代表電話から直接脳卒中担当医につなぐ方式をとっています。いずれも、休日も24時間対応しています。また「救急搬送の依頼を断らないこと」をモットーに、SCUやC-3病棟に毎日空床を作る努力をしています。このため、毎朝スタッフが集まって短時間のミーティングをし、新患の紹介からその後の治療の状況が検討され、近隣の回復期リハビリテーション病床との連携を行っています。

SCUホットラインの対象となる最も多い疾患は脳梗塞です。脳梗塞の患者さんを、出来るだけ短時間で受け入れ、tPA治療や血管内手技による血栓回収治療を行っています。次に多い疾患は、脳出血やクモ膜下出血で、やはり発症から出来るだけ早期に受け入れることが必要です。突然の手足の麻痺、言語障害などの症状、あるいは突然の頭痛と嘔吐などの症状が見られたら、SCUホットライン。

C-3病棟には超急性期からのリハビリテーションが可能なように、広いリハビリテーションスペースを設け、病床専従のPTやOTのスタッフが患者さんの自立を促しています。

  

スタッフ紹介

SCU責任医師:玉置 正史(たまき まさし)

専門領域

  • 脳腫瘍の外科治療
  • 悪性脳腫瘍の放射線化学療法
  • 悪性脳腫瘍に対する集学的治療
  • 脳卒中の外科治療
  • 脳血管障害に対する外科治療

資格等

  • 日本脳神経外科学会専門医
  • 日本神経内視鏡学会技術認定医
  • 日本がん治療認定機構がん治療認定医
  • 東京医科歯科大学医学部臨床教授
  • がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了

脳腫瘍の治療を主に担当しています。当院では、早くから神経ナビゲーションシステムを導入して、正確・安全な手術を心がけています。下垂体腫瘍を主たる対象として、神経内視鏡システムも導入して、より低侵襲な治療方法も取り入れています。良性脳腫瘍については、できるだけ障害がでないように「きちっと摘出する」ことをめざし、悪性脳腫瘍に対しては、手術のみならず、術後の放射線治療(定位的放射線治療)や化学療法を含めた最新の集学的治療を行っています。脳の疾患は、いかなるものも、患者さんの人生に大きくかかわる問題ですので、患者さんやご家族とご相談しながら、患者さん主体の治療を心がけています。

C-3責任医師:鎌田 智幸(かまた ともゆき)

資格等

  • 日本内科学会認定内科医
  • 日本神経学会専門医
  • 日本神経学会指導医
  • 日本脳卒中学会専門医
  • 日本認知症学会専門医・指導医
  • 東京都身体障害者福祉法第15条指定医
  • 東京医科歯科大学医学部臨床教授

高齢化社会にともない増え続ける脳血管障害や認知症といった病気から、ギランバレー症候群や髄膜炎・脳炎といった急性の神経筋疾患、パーキンソン病やALSなどの神経難病の診療もおこなっております。神経筋疾患は症状、原因ともに非常に多岐にわたるため、お悩みの方はご相談ください。また、当科ではこの地域にお住まいのひとりでも多くの患者様に当科での診療をうけていただけるよう、病状の安定度や専門性の必要度に応じて、外来において地域の医院・クリニックとの病院・診療所間連携(病診連携)を、また入院においては病院・病院間連携(病病連携)を通じて地域の医療機関と連携を取りながら診療に当たっておりますので、御理解、御協力をお願い申し上げます。

リハビリテーション科部長:秋元 秀昭(あきもと ひであき)

専門領域

  • リハビリテーション治療一般
  • 高次脳機能障害のリハビリテーション

資格等

  • 日本リハビリテーション医学会
  • リハビリテーション科専門医
  • 日本リハビリテーション医学会認定臨床医
  • 日本脳神経外科学会脳神経外科専門医
  • 東京都身体障害者福祉法第15条指定医
  • 義肢装具等適合判定医研修会修了
  • がんリハビリテーション研修会修了
  • 回復期リハビリテーション病棟協会修了
  • がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了

診療実績

平成29年度の脳卒中治療実績:脳神経外科・脳神経内科の実績を参照



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